札幌でイチバン深いトンネル。
2030年末に札幌延伸を目指す北海道新幹線のトンネル掘削現場の最前線に潜入してきました。
依田アナ「見えてきました。住宅の先に白い建屋、巨大な倉庫のような感じでとにかく迫力ありますね」依田アナがやってきたのは、札幌市手稲区の西宮の沢地区。
トンネル掘削現場への入口です。
鉄道大好き依田アナはこの現場、二回目の訪問です。
「よろしくお願いします」
依田アナ「1年3か月ぶりに来るんですがぱっとみてもいろんな重機や機械が動いている音がします。進んでますね」
鉄道・運輸機構長川善彦所長「そうですね・・・その1年3カ月前からはかなり進んでいる状況」
依田アナが訪れたのは、トンネルを掘削する機械、「シールドマシン」を搬入し組み立てているときでした。
あのときはまだ掘削が始まる前・・・一体、どれだけ進んでいるのでしょうか?
依田アナ「いまトラックから何を降ろしているんですか」
長川さん「これトンネルの壁になる部分のセグメントと呼ばれているものです。」
トンネルの壁となるセグメント1枚の大きさは4メートル×2メートルさらに重さは10トンもあります!依田「ベルトがかかって、いまゆっくりゆっくりと上がっていきます。
さすがの大きいクレーンもちょっと重そうでしょうか。
長川さん「ひとつのリングを作るのに10個必要にひとつ作ると2メートル進んで、札幌工区は8キロあるので4000個ほど」
実はこのセグメントは、江別市とむかわ町、2つの工場で作られているんだそうです。
依田アナ「メイドイン北海道のトンネルです。ロマンがあるなーロマンがあります」
さらに進んでいくと・・・そこには深~い穴が。
依田アナ「おおおおおこれはけっこう怖いです。吸い込まれるような感覚あります」
この下にトンネルがあるのでしょうか?地下30メートルまではエレベーターで降り、そのあとは階段で地下50メートルの深さまで歩いていきます。
降りた先にあったのは・・・
「おー!掘られてます!へぇーーーー」
長川さん「トンネルの完成形というか、上で見ていただいたセグメントを組み立てて完成した状態」
依田アナ「ずーっと向こうまで光がつながっている」深さ50メートルにあるこのトンネル。
札幌市内の公共交通機関用のトンネルの中でイチバン深い所にあるトンネルなんです。
ビルの高さにすると15階建て以上です。
トンネルを真ん丸に掘っているのが、「シールドマシン」と呼ばれる円形の掘削機。
直径はおよそ12メートル、全長15メートルで価格はなんと1台およそ40億円です!
この地下50メートルで組み立てられたシールドマシンの先端にはたくさんの歯がついていて、回転しながら掘り進んでいきます。
掘り進むと出る土砂は、地上とつながっているベルトコンベアを使って搬出されていきます。
さらに、掘ったあとは壁となるセグメントを設置するところまでおこなうスーパーマシンです。
シールドマシンで掘削するのは、全国の新幹線でここが初めて。1分間で2センチ1時間で1メートル以上のスピードで掘り進めています。
長川さん「基本的に立坑から札幌市街地に向けては30メートルの(土がトンネルの上に)かぶって掘っている。地上でも沈下してるとか隆起しているとか逐次測定している」
トンネルの真上の地上に行ってみると・・・
依田アナ「手稲区富岡の住宅街ではこのように測量が行われています。ちょうどこの辺りが先ほど潜入したトンネル掘削の先端部になります」
測量士さん「Q.ピンクの目印はなに?事前にシールド通過前に鋲を打って、地表面の標高を押さえておき、ここの地表面の高さ変動しないことを確認する」
トンネルの真上では地盤の変化がないかを掘削前、掘削中、掘削後に測量しています。
長川さん「北海道新幹線、函館札幌間を1日でも早く完成させるために日々、気をぬかずに安全第一で進めていくのが重要かなと」
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