リモコン草刈り機は高性能なら良いというものでもなく、最適なものを選択しましょう。畦の幅より大きいリモコン草刈り機は畦に乗り上げてしまい動けなくなる事があります。多くのものは斜度に限界があり、40度を超えると転落した時に壊れたり持ち上げるのが大変です。傾斜への対応は一般にクローラー、4WDの金属車輪、ゴムタイヤの順となります。車輪のものは凸凹の少ないところに向いています。
中には支点からワイヤーにぶら下がって急傾斜地を刈るものもあります。
どの草刈り機も万能ではありませんので、他の草刈り機(刈払い機、自走式モアなど)と組み合わせて最適化しましょう。
寄江原ではスマート機器導入による軽労化により、組合員参画の敷居を低くすることに期待しています。
最近気づいたことですが、湛水直播栽培の水管理を確実にする必要から畦塗り機で畦からの漏水を減らすと、同時に畦の肩の部分がせり上がりカマボコ状から台形に整形されるのです(農機具販売店の実演で確認)。するとリモコン草刈り機が使いやすくなります。直播しないほ場でも積極的に畦塗り機で畦を整備する事により、夏場の重労働である草刈りにリモコン草刈り機の稼働する畦を増やすことができると期待する訳です。
なので従来からある装置ではありますが畦塗機は進んだ農法とスマート農機に対して効果を高める装置として見直されるべきだと考えています。
今後の農地の土地改良を行う場合、畦の幅や傾斜を自動草刈り機で除草しやすく考慮する事も重要かと思います(機械の改善も進むのでメーカー動向を見据えて)。
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