井戸は塩ビパイプと電動工具を使って自分で掘ることが出来ます!低コストで一人で効率よく、週末DIYで井戸を掘って地下水を手に入れるまでの方法です。
週末午前中作業がメインで、8.1メートルにて終了。水が出るまでの1カ月間の記録をまとめましたので自作井戸堀りのマニュアルとして参考にしていただければ幸いです。
掘り方解説 http://idohori.doitmyself.net
【どのように掘り進めたの?】
塩ビパイプの先にスコップや金属刃先を取り付けたりしながら、直径75㎜の穴を掘り進めました。約2.0m掘ったところで地下水面が出てきましたが、浅い層から出る水にはカナケ分が多く、また汲み上げにより水位が下がり水量不足になる為納得のいく水質水量が得られるまで掘り進めることにしました。
カナケ分の多い砂礫層(最大で20㎜の礫あり)と茶色い粘土層が5mまで続き、その後亜炭を含む灰色の硬い粘土層に変化、そこから徐々に細かい砂になり最終的に7mには灰色の砂浜のような砂に変化。次の粘土層に突き当たりこれ以上掘り進めるのが難しくなった8.1mにて掘削を終了しました。
【費用はどれくらいかかったの?】
主に塩化ビニールパイプ購入費用で1万円、手押しポンプは楽天で購入で9800円程度。
後にインドネシアで電動浅井戸ポンプを1万2千円程度で購入して輸入し、庭に設置しました。
ですので、必要に応じて何回もホームセンターに通い、細かな支出が続くことになると思いますが、自分でやれば総額3万あれば作れるのではないでしょうか?
【井戸を掘るきっかけは?】
平成は災害の時代でした。平成28年に熊本地震が発生した際、水道が止まった為に多くの方が困った姿を目の当たりにしました。給水車があるので飲み水には困らなかったようですが、多くの水を必要とするお風呂やトイレを利用することが出来ず、苦痛を強いられた方が多くいらっしゃったようです。
「こんなことになってはいけない。ならば、自宅に井戸を掘って有事の際に水が絶たれないようにしたい!」という思いで、自宅への井戸掘りを思い立ちました。現在は庭での水やりだけではなく地区の防災井戸としても登録しております。
【水質は?】
水質は、その後保健所で検査を受け、若干カナケ分が多いものの雑菌もほぼ無く、飲み水以外としての使用は問題ないようです。名古屋市の防災井戸認定も受けました。井戸水の温度は夏冬共に約17℃です。現在は専ら庭の水まきや水遊びで使用しています。
【規制等は大丈夫?】
各地域ごとに許可や採掘権、規制が必要な場合もありますので、掘る際には確認することをお勧めいたします。このあたりは下のウェブサイトや皆様からのコメントをぜひ参照下さい。
【自作井戸掘り方法をウェブサイトで公開中!】
http://idohori.doitmyself.net
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