輸入工具商のツール・カンパニー・ストレートの、100V 二気筒三馬力、エアーコンプレッサーを改造した物です。
アフタークーラーとエアードライヤを追加してあります。
アフタークーラーは自動車用のオイルクーラーを、エアードライヤは大型トラック用です。
圧縮機から出た高温・多湿のエアーをアフタークーラーで冷却し、エアードライヤで圧縮空気中の湿気(水分)と圧縮機から出る油分を分離した後、エアータンクに入る仕組みです。
上限規定圧に達するとモーター停止と同時に、エアードライヤで捕捉(除湿)したドレーン水が外部に放出されます。
除湿し乾燥した圧縮空気がタンクに入りますので、通常タンク内にたまるドレーン水はドレーンコックを開けても出て来ません。
湿気を嫌うスプレーガン塗装に有利な仕様です。
その他に純正仕様もままではその運転音が非常に大きかったので、その対策として・・・。
1. 板金プレス製モーターユニット・ベースのタンク本体直付け(溶接固定)を取り去り、新たにベースを作り直した後に防振ゴムでフローティングマウント仕様に変更
2. 吸気音低減のため各気筒ごとに取り付いているエアークリーナ・ケースを外し、各シリンダヘッドの向きを180°反転し吸気消音ボックス(インダクションボックス)を制作、エアークリーナ・ケースを一つにし更に吸気ホースで延長
3. 共振して煩い樹脂製のキャスターの代わりに国産の丈夫なキャスターに変更