8月なのにもう“除雪機”が品薄 原因は2年前の記録的な大雪…まだ間に合う お得に手に入れるための“裏ワザ”とは (23/08/28 20:45)

8月なのにもう“除雪機”が品薄 原因は2年前の記録的な大雪…まだ間に合う お得に手に入れるための“裏ワザ”とは (23/08/28 20:45)

お盆を過ぎたというのに暑い日が続きますが、早くも冬の備えが。

 ホームセンターでは、除雪機がすでに品薄になっているというんです。

 お得に手に入れるためには、どうしたらいいのでしょうか?

 まだまだ暑い日が続きます。

 扇風機やクーラーが大活躍していますが、ホームセンターでは早くも冬の備えが進んでいます。

 除雪機の売れ行きが伸びているんです。

 「3~4月ごろから毎日のように電話で問い合わせがあり、6月から除雪機を展示している」(ジョイフルエーケー大麻店 渡辺 直樹さん)

 北海道江別市のホームセンター「ジョイフルエーケー大麻店」では、2022年より2か月早い6月に除雪機コーナーを設置しました。

 2023年は140台を入荷する予定ですが…。

 「現時点で110台ほど予約を受けている」(渡辺さん)

 つまり、残りは30台ほど。(8月25日現在)

 人気の機種では、あと1台というものも。

 連日10件以上の問い合わせがあるので、間もなく完売するとみています。

 例年であれば、夏の終わりとともに徐々に高まりを見せる除雪機の需要。

 なぜ2023年は、こんなに出足が早いのでしょうか?

 その原因は、2021年から2022年にかけての冬の大雪です。

 札幌市北区では記録的な大雪となり市民生活を直撃。

 その影響で除雪機を買う人が増え、2022年は9月の時点でほぼ完売だったといいます。

 さらに2023年、拍車がかかっているわけとは?

 「2022年に買えなかった人が多く、早めに準備している人が多いから」(渡辺さん)

 それに追い打ちをかけたのが、ロシアのウクライナ侵攻による世界的な半導体不足です。

 除雪機の製造には欠かせない部品です。

 「2022年に続いて半導体不足や人手不足で生産台数が少ない。今後の入荷に関しては未定というのが現状」(渡辺さん)

 すでに品薄状態の除雪機を、どうしても手に入れたい。それもお得に…。

 探し求めて、やって来たのは中古除雪機の専門店です。

 石狩市の「除雪機買取専門店スノートレイル」には、約50台の在庫がありました。(8月25日現在)

 買い取った中古の除雪機を整備し、塗装し直してから販売しています。

 「一番安い機種は20万円くらい」(除雪機買取専門店スノートレイル 片桐 崇広さん)

 同じ機種の新品より10万円ほど安い価格で、1シーズンの保証付きです。

 「新品がなくなってから中古の需要が高まるので、今ここにある除雪機もおそらく年内には売り切れるだろう。しかし、そのあとに仕入れて、客が選びやすい台数は用意できると思う」(片桐さん)

 中古除雪機の需要が高まるのはこれからですが、本格的な雪のシーズン中でも常に仕入れているので、在庫がなくなることはないといいます。

 新品にこだわらず、どうしても除雪機を手に入れたいという人は、選択肢の一つになるかもしれません。

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