使えなくなったガソリンエンジンの耕運機をリメイクして、軽くて静かでエコな電動耕運機が完成しました。リモコン操作でトラックからの積み下ろしも人手が要らない優れモノです。
リモコン操作で動く電動耕運機。トラックの荷台に乗せるのも人手が要らず、楽々簡単。
<清水英之記者>
「立てて大丈夫ですか?」
<TRYS 鈴木武治社長>
「大丈夫ですよ。ガソリンではないので。燃料漏れは心配ありませんので」
<清水記者>
「場所を取らない」
< 鈴木社長>
「コンパクトに積み込めますね」
工具や農機具の中古販売などをしている浜松市中区の「工具屋源さん」が作りました。
< 鈴木社長>
「エンジン以外はガソリンの耕運機を再利用した。電源は電動工具のバッテリーを使ってモーターを回しています」
市販の電動工具のバッテリーを2つ取り付けます。
<清水記者>
「それでは動かしてもらってもいいですか?」
< 鈴木社長>
「電源入れますね」
<清水記者>
「ほとんど音がしないですね」
< 鈴木社長>
「かすかにモーターが回る音がしますね」
2つのバッテリーで5時間以上使用できるそうです。参考までにガソリンエンジンだと…。
<清水記者>
「けっこう音がしますね」
必要最小限の機能を備えた電動耕運機「ニーナ」もあります。
<清水記者>
「持ちあがるかやってみましょう。結構簡単に持ち上がります」
ニーナの重さはおよそ25kgです。ほぼ同じサイズのガソリンエンジンの耕運機は?
<清水記者>
「持てますけど、かなり重たいです」
ニーナで畑を耕している女性です。重くて体に負担がかかるエンジンの耕運機での作業は気が進まなかったそうです。
<袴田てる子さん>
「軽いですね。曲がるとき耕運機の重さがかかって、私の体だととても大変なんですけど、これ軽いから楽に方向変換できますね」
音が静かなので早朝の作業も気兼ねなくできるといいます。使えなくなったオートバイのガソリンタンクのカバーや風よけなどを再利用する遊び心もあります。
< 鈴木社長>
「スクラップ、ポンコツにしちゃうんだったらモーターに変えればまだまだ使えると思います。ぜひ相談をしてほしいです」
使えなくなったガソリンエンジンの耕運機が軽くて静かでエコロジーな電動耕運機に生まれ変わります。
#LIVEしずおか 6月10日放送