サドル高の基本 自転車フィッティング

サドル高の基本 自転車フィッティング

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サドルは低くても高くても筋肉や関節に負担を掛けます。最も負担の少ない高さはいったいどのくらいだと思いますか?
ロードバイク、クロスバイクなどのスポーツ自転車のサドルの高さの基本的な考え方をご紹介します。

【ワンポイントアドバイス】
初心者の方やレクレーション用途の方は柔軟性がさほど高くはないので、145度を基準に。高くても150度にしておいたほうが。
柔軟性がとても低い方は140度にセットする場合もあります。
多くの方を実際にフィッティングしていて思うのですが、柔軟性がとても高い方でも155度に落ち着く方は実際にはあまりいません。
※サドルの高さは、許容範囲内で高ければ高いほどいいということではありません。

【上半身フィッティングについてはこちら】

【サドル高の基本フィッティングテキストバージョン】
スポーツバイクのサドルの高さを合わせるフィッティングについてご紹介します。
まずはサドルが地面に対して水平であることを確認しましょう。
前下がり、前上がりの場合は、ヤグラのボルトを緩めて角度を調整します。
おおよそ水平が確認出来たら、次にサドルに座りお尻の位置を確定させます。
サドルの上で何カ所かお尻を動かしてみて治まりの良いしっくりくる位置を探します。
座骨がサドルの一番広い位置にくるイメージです。
座る位置が確定したら次はサドルの高さの調整です。
ペダルを一番下にして足のかかとを乗せます。
この状態で膝がちょうど伸びきる高さにサドルの高さを調整します。
高さの調整ができたらペダルに対して足を乗せる位置を、踵から母子球のやや後ろに移します。
この時ペダルが一番下の状態で膝の曲がる角度は、大転子、膝の中心、くるぶしを結んだ線でおよそ145〜155度程度になります。
クロスバイクやMTBは乗り降りがしやすいように、この位置から1センチ程度下げた位置に調整する場合もあります。
サドルの前後位置は、ペダルが一番前の状態で膝のお皿とペダル軸が垂線上にくるあたりが理想的です。
サドルの前後位置を調整すると高さが多少変わります。前にするとやや低めに、後ろにするとやや高めになります。再度高さの確認をして必要あれば調整をします。
最終的にペダリングをしてみて違和感が無いかどうかを確認します。
低すぎると膝に負担がかかりやすかったり、高すぎるとお尻の痛みやふくらはぎに負担がかかりやすかったりします。
乗りながら少しずつ高さの調整をするときは5ミリ程度ずつ動かしていくと良いでしょう。
以上がサドルの高さを合わせるフィッティングになります。

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