フジイ除雪機 S-9010F ワンオフ改 (静音、電動油圧オーガ上下、他)

フジイ除雪機 S-9010F ワンオフ改 (静音、電動油圧オーガ上下、他)

昨年末、3シーズン使用したイセキ S-7F (7馬力/700幅)の代替え機として、中古で入手した フジイ S-9010F (9馬力/900幅)をワンオフで改造した後の動画になります。

入手時点での不具合は全くなく、そのまま除雪作業に使用しても問題は無かったのですが、サイドクラッチの動作がイマイチ渋く、整備を兼ねてオーバーホールと部分再塗装を施し、標準に無い使い勝手(作業性)向上を目指し改造を試みました。

■主たる改造箇所(他にも細かい改造点がありますが・・・)

1.サブマフラーの設置 : 住宅地での使用を考慮し、標準の小容量マフラーに連結する形でサブマフラーを取り付けてあります。  

2.カウンターバランサーの設置 : この機種を所有しておられる方の大多数が感じておられるはずで、元々のセッティングがフロントヘビー(前が重すぎてオーガハウジングの上げ動作にかなりの力が必要であり、除雪作業時においてオーガ水平状態でも盤面が軟い場合、腕力で抑え込まない事には勝手に切り込み掘り下げてしまう)で、使い勝手が非常に悪い事の対策。

3.オーガハウジング昇降動作の電動/油圧方式に改造 : 標準ではペダル + レバー式の手動昇降ですが、路面起伏と障害物に対し微妙で素早く、確実な昇降動作を求めました。

4.シューター投雪距離調整の電動化改造 : 標準では投雪方向(旋回)動作のみが電動で、投雪距離調整はレバー式の手動ですが、モノレバースイッチを装着しフル電動式に改造

標準の機体重量は、240Kg ですが、カウンターウエイト含めた改造機器やパーツを含めると、約280Kg ほどになりました。  重量が増したことで、湿った重い雪や氷付いた状態のシーンでも、機体が浮き上がる事無くカンガンと除雪可能となりました!。

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